ARを名刺での活用方法は?メリットや事例を紹介
大人になり、社会人として働いているビジネスマンの多くは名刺交換を行います。
IT開発分野の急速な発展により、近年ARを活用した斬新な名刺が、企業で使用されるケースが増えています。
「紙の名刺にARを活用するって、どうやって?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
今回はARを名刺で活用する方法やメリット、事例などをご紹介します。
AR名刺とは
「AR(Augumented Reality)」とは和訳すると「拡張現実」という意味になります。
スマートフォンやタブレット、PCを使用して、現実世界の風景に3D・CGの画像、映像などのデジタル情報を、重ね合わせることができます。
ARの性能を利用した「AR名刺」は、紙の名刺に印字したQRコードやARマーカー、URLをデバイスで読み取ると、名刺上にさまざまな情報やコンテンツを表示できます。
需要は?誰がどの場面で使用するのか?
すでにAR名刺を使用している業界・職業・団体の一例は
- 外壁塗装営業
- 芸能界
- 金融
- コンサルタント
- 経営者
- フリーランス
- VTuberのプロモーション
- ゆるキャラのプロモーション
です。
どのような場面でAR名刺が活用できるのでしょうか?
取引先へ
従来の名刺ですと、紙面上の文字や画像情報でしか相手のことや企業の事業内容を知ることができませんでした。
そのため、後は自分の言葉でアピールするしか方法がありませんでした。
しかしAR名刺なら、画像や映像を追加情報として添付できるので
- 自己PRがしやすい
- 企業がどのような事業を展開しているかの説明をしやすくなる
- わかりやすくサービスの紹介ができる
というアピールができますよ。
企業がお客様へ
お客様に名刺をお渡ししても従来の名刺だと、なかなか印象に残りにくい可能性が高いです。
しかしながらAR名刺であれば、
- 画像、映像で繰り返し見ていただけるので、顔や名前を覚えやすい
- 店頭で見学ツアーが行われた際に、お客様がお持ちのデバイスで映像などが見れて契約につながりやすい
- お子様が視覚・聴覚で親しみやすい名刺で、ご両親からの信頼を得やすくなる
- 仕事に興味を持っているお子様がいたら、お子様が10年後、20年後に職業につくきっかけづくりとなる
という利点があります。
ARを名刺に活用するメリット
ARを名刺に活用した際のメリットはなんでしょうか。
それは
- インパクトがあり印象に残りやすい
- 企業の動画再生や各SNSへのアクセスも可能
- WEB ARならいつでもどこでも利用可能
な点です。
詳しく解説します。
インパクトがあり印象に残りやすい
AR名刺は画像、映像、動画、3Dコンテンツを表示することができるのでインパクトがあり、従来の名刺を受け取ったときよりも印象づけがしやすいです。
それは、紙に書かれた文字のみの情報よりも、映像、動画が加わった情報の方が、記憶に残りやすいからです。
取引成立率UPの事例も!名刺交換を印象深いものに
AR名刺を取り入れることにより
- 仕事の相談が入り、相手のニーズを引き出すことを体感できるようになった(サービス業)
- 交流会で問い合わせやお声がけを2〜3件いただけるようになった(IT)
と仕事上の取引が成立する確率が、格段に上がっています。
また従来の名刺交換よりも、「お手持ちのスマートフォンをかざしてください」とデバイスで企業や事業についての情報が詰まった画像、映像をその場で見ていただける、印象深い名刺交換を行えますよ。
AR名刺を作るのがめんどくさい、前例がないことをするのは難しいと思う方もいるでしょう。
しかしながら、現段階でAR名刺を取り入れれば10年後、20年後にAR名刺を取り入れる企業よりも早くメリットを得ることができます。
長期的な目線で見ればAR名刺を取り入れるデメリットよりも、メリットの方が大きいです。
企業としてだけでなく個人としての印象を残すのにも有効
自己PRや季節の挨拶を言葉で言うだけでなく、画像や映像などで取り入れて、クリスマスやバレンタインデーで見かけるメッセージカードのように華やかな演出をすることも可能です。
メッセージカードはお客様に好印象を与え、お客様の心をつかむツールです。
AR名刺で動く立体的なメッセージをお送りすることで、企業だけでなく名刺を渡した個人としての印象を残すこともできますよ。
企業の動画再生や各SNSへのアクセスも可能
AR名刺を導入することにより、YouTubeに上げた動画やSNS、公式HPへのアクセスも簡単にできるようになります。
その場で企業の動画やSNS、HPを確認していただければ、どういった企業でどのような事業展開をしているのかが伝わりやすいです。
言葉だけでは伝えきれない内容を映像で
専門性が高い技術や事業内容を紙の資料と言葉、身振り手振りで、お客様にお伝えするのには時間がかかります。
「最後まで話を聞いたけど、よくわからなかった」と困ってしまうお客様も中にはいるでしょう。
取引が成立しなかった場合は、お話を伝えた側も、お客様も時間を浪費しただけの状態になってしまいます。
しかしAR名刺なら、音声の入った映像や立体的な3DCGで、お客様にわかりやすく説明することができるのです。
これにより説明する側とお客様の時間コストを削減することができます。
映像や立体的な3DCGという目でわかりやすいものを使用するので、内容を正確にお客様へ伝えることができ、取引成立が格段にアップします。
常に最新の情報を提供可能
AR名刺は常にアップデートが可能です。
内容の変更や更新が手軽にできます。
またX(旧・Twitter)、Instagram、FacebookといったSNSや公式HPなど、他のサイトにも飛べることができます。
SNSに飛べるということが口コミで広がり、企業の認知度が高まったり、新規顧客の獲得、新たな取引が成立する可能性が大幅にアップします。
WEB ARならいつでもどこでも利用可能
「ARってことは専用のアプリをダウンロードしなきゃ、利用できないんでしょ? アプリが増えると容量がいっぱいになって動作が重くなるから、インストールしたくないんだけど」「アプリをダウンロードしないと、すぐにAR映像や動画を見られないんでしょ?」と思う方もいるでしょう。
ご安心ください。
WEB ARならいつでもどこでも利用可能です。
アプリインストール不要なのでその場で体験してもらえるメリット
WEB ARは、アプリのインストールが不要で心理的ハードルが低く、気軽にその場で体験してもらえる点がメリットです。
他にも
- アプリARよりも開発・導入コストがかからない
- 短時間で導入できる
- SNSとの相性がよく、WEB ARのキャンペーンが開催が増加傾向
- Webサイト(特にECサイト)と相性がよく、顧客の購買率アップにつながりやすい
といったメリットがあります。
AR名刺は作りやすい?
みなさん、AR名刺は作りやすいのかどうかが気になるのではないかと思います。
AR名刺は、フリーランスの方や自営業の方が自分で作ることができるくらい、簡単に作成できます。
しかし、これを中小企業や大企業の社員に導入するとなると、話は変わります。
また大量のAR名刺を作成するとコストも高くつき、手順も難しく、名刺を作成するスキルが必要となってきます。
AR名刺の作り方
それでは、中小企業や大企業がAR名刺を作る場合はどうすればよいのでしょうか。
- 名刺作成サービス
- 名刺作成アプリ
- 名刺作成ツール
- 名刺管理ソフト
などのサービスを利用して、AR名刺を作ることをおすすめします。
AR名刺作成において事前に用意しておいた方が良い画像・動画など
自己PR用のAR名刺を作る場合は、自己紹介用の写真、または動画を準備しておきましょう。
企業・団体・工場などの紹介用の名刺を作る場合も、企業・団体・工場についての写真、または動画を準備しましょう。
主要AR名刺作成サービス
数多くあるAR名刺作成サービスの中でも、特に認知度の高い
- Araddin
- PalanAR
の2つをご紹介します。
どのようなサービスを提供しているかといった概要、どのような名刺がどのように使われているのかを解説します。
Araddin
「ICTechnology株式会社」の提供する「Araddin」は
- ひな型を利用して簡単にARを作れる
- 開発用アプリが無料でダウンロードできる
- 月2,000円と破格の値段で利用できる
サービスが魅力です。
大阪府吹田市のゆるキャラ「すいたん」のAR名刺は
- すいたんの写真
- すいたんのメッセージ
が出現します。
また
- キャラグランプリの投票ページへのリンク
- YouTubeのリンクからガンバ大阪の応援動画が見れる
- 公式Facebook、Xのリンク
がついています。
AR名刺を利用してゆるキャラグランプリに参加したところ
- 順位:200位から75位へ急浮上!
- 得票数:3,959ptから33,620ptと10倍近いpt数アップ!
と大健闘しました。
PalanAR
「株式会社Palan」の提供する「PalanAR」は
- コードの専門知識がなくてもARを作れる
- お試しは無料で始められる
- 短期間・低コストで開発が可能
サービスが魅力です。
ソーシャル、コンシューマ、VR/ARといったゲームを幅広く開発している「合同会社 仁Studio」は「あまがさき産業フェア2023」に参加するにあたってAR名刺を導入しました。
その結果
- ARのアイデアを提案したところ複数企業からコンテンツに興味を持ってもらえた
- 話し合いをスムーズに進めることができた
と予想以上の反響をいただいたそうです。
まとめ
今回の記事でAR名刺についてイメージできましたか。
AR名刺は
- 名刺を手にする方に、企業で行っている事業がどのようなものかを視覚・聴覚から理解してもらえる
- 営業をする際に名刺の紙面上の情報や言葉で表現しきれない部分を画像、映像で補う
- AR名刺を作る際には
という革命的な名刺です。
AR名刺という視覚・聴覚に訴える新しい名刺のスタイル。
子どもも大人も楽しく企業情報や事業内容を理解でき、名刺を渡す人間のことを覚えやすくなります。
これを機に、あなたもAR名刺を取り入れてみてはいかがですか。