1989年、アメリカで「VR(Virtual Reality)」という言葉が初めて使われました。
VPL(Visual Programming Language)Research社は、光ファイバーを通した手袋状のデバイスとHMD(ヘッド・マウンテッド・ディスプレイ)の装着による「RB2(未来の電話)」を作成しました。
これが初期のVRです。
VPLResearch社は「バーチャルな世界でのコミュニケーションが始まる」と触れ込みました。
そして今、「スポーツは現実世界でのみ行うもの」という常識をVRが覆しました。
今回は、スポーツ分野でVRをとりいれた際のメリット・デメリットとVRを活かす方法や事例について解説します。
VRスポーツとは、VRの「仮想現実世界」でスポーツを行う・観戦することです。
これは新型コロナウイルスの大流行による外出制限で、外で自由にスポーツをできなくなってしまったことがきっかけです。
VRスポーツをする際はVRゴーグルを装着します。
VRゴーグルは3タイプです。
プロ・アマチュア問わずに酸化できるスポーツなので、世界規模で急速に波及しています。
まずは、スポーツにVRをとりいれた際のメリットを3点、ご紹介します。
VRを使うと、まるでその場にいるかのような臨場感と現実感を味わえます。
最近では、VRであらゆるスポーツを楽しめるようになってきました。
このように、VRによるスポーツは
という点が魅力です。
従来の2Dでのデジタルコンテンツを用いたプロモーションと比較して、VRを用いた3Dプロモーションの方が高い訴求力を得られる可能性が高いです。
3Dは2Dよりも感覚が現実世界に近いため、没入感のある体験ができます。
アニメ・漫画やハイブランド、アーティストなどの多種多様な業界の企業が、VRでのプロモーションを行っています。
VR上にて、スポーツやプロスポーツチームのブランドコンテンツを用いたイベントを開催し、VR空間を構築します。
ブランドオリジナルのVR空間を構築してプロモーションを行えば、ユーザーとの接点を強化できますよ。
VRトレーニングを行うと、
ことが、研究により判明しました。
これは、コロンビアの研究者たちにより、健康な高齢者を対象にしてVRトレーニングの研究を行った結果によるものです。
高齢者の方にサッカーなどのスポーツや登山、ストレッチの体験をVRトレーニングで行った結果、5つの項目の改善が見られました。
このように、VRによるトレーニングは筋力が低下しやすい高齢者の身体機能の改善にも役立つのです。
VRの導入メリットや注意点について、お伝えしました。
それでは、ここからは実際にスポーツの分野にVRを活かしている実例を2つご紹介します。
いままでのトレーニングは
のみでしたが、これからは『VRトレーニング』を活用しましょう!
ジムや自宅での通常のトレーニングでは、飽きやすく、続けるのが難しいことも多いでしょう。特に基礎的なマラソンやランニングは目の前の風景に変化がなく、動きも単調となってしまいます。
そこで、VRトレーニングを追加することで、ゲームのような世界や風景の中でトレーニングを行うことができます。
トレーニングの内容も多種多様で、飽きにくく、楽しんでトレーニングを続けられます。
VRを装着すると視覚・聴覚がゲーム世界に入り込む没入感を味わえます。
すると、現実世界でトレーニングを行うときよりも集中して、トレーニングに専念することができるのです。
国際会計事務所のPwCはアメリカの12拠点から新任のマネージャーを選出し、リーダーシップを習得するVRトレーニングを行いました。
という結果になりました。
これは、VRを使用したスポーツトレーニングにも当てはまるといえるでしょう。
従来のトレーニングは「つらく、苦しいもの」というイメージがあります。
しかし、VRトレーニングはその固定観念を壊し、ゲームで楽しくトレーニングを行うことができるので、集中力もますます上がるのです。
スポーツ観戦といえば、
という方が多いのではないでしょうか。
そこに「VRでスポーツ観戦」という選択肢を増やすことで、違った楽しみ方ができます。
私情によって「スポーツの観戦をしに行けない」、「チケットの抽選漏れになった」という方も、中にはいるでしょう。
また、国外のスポーツを見に行くことは、仕事の都合や旅費、飛行機のプランなどで難しいという方もいますよね。
VRはそんなお悩みを一挙に解決してくれます。
VR観戦でできる楽しみ方は年々増えています。
現実世界ではフェンスなどで隔てられていたり、2階席に指定されると、遠くからしか選手やチームの姿を見れません。
しかし、VRは現実世界の垣根を超え、まるで選手を間近で追いかけているような状況で、応援できます。
球技の試合ならリアルでは絶対にできない、ボールの視点になって試合の体感もできますよ。
現実世界でスポーツ観戦をするときは、選手やチームの情報を見るには、パンフレットやスマートフォンを見る必要があります。
そこで、VRでスポーツ観戦の場合は、同じVRのデバイス状の画面で瞬時に選手やチームの情報を表示できる機能が実現しています。
大好きな選手やチームを応援しながら、情報の確認が同時にできるので、一石二鳥です。
このように、VR観戦はあらゆる楽しみ方が増えており、今後もさまざまな機能が実現していくことでしょう。
最後に、どういった企業や組織・団体が、VRをスポーツ分野に活かしているのかをご紹介します。
ここでは、VRを使用した事例として、以下の4つをご説明します。
「Beat Saber」はVRゲームで認知度の高いリズムゲームです。
音楽に合わせて、両手に持ったライトセーバーを使い、矢印の向きに合わせて落ちてくるキューブを斬っていきます。
5段階の難易度があり、難易度があがるにつれて体力を消耗する激しい動きが必要となります。
「Beat Saber」をプレイすることで消費されるカロリーは、1分間に8.57~9.86キロカロリーであり、平均で6.24METs(Metabolic Equivalent of Task)に達します。これはテニスとほぼ同じ運動量です。
「SPORT VR TRAINER BASEBALL FIELDING」は野球の内野守備のトレーニングです。
飛んでくる打球数を設定し、ノックを行えます。
投手が投げ、打者が打った打球が自分のところへ飛んできます。
対戦相手の球速や投球フォームの事前体験に使用されているトレーニングです。
アメリカの「MLB」だけでなく日本のプロ野球界でも、利用され始めています。
「ICAROS(イカロス)」はVRとフィットネスを融合したエクササイズマシンです。
VRを装着し、ゲーム感覚でトレーニングを行うことができます。
体幹(コア)、反射神経、全身の筋肉のトレーニングに最適です。
複合フィットネススタジオの千種区本山で体験することができますよ。
「J SPORTS VR」は、VRを体感できるアプリです。
VRゴーグルとスマートフォンを合わせて使用します。
360度動画またはシアターモード(仮想空間内の巨大な画面に映される動画)でスポーツ観戦できます。
野球、ラグビー、サイクロードレース、サッカー、バトミントン、バスケットボール、卓球、フィギュアスケート、モータースポーツなどが観戦可能です。
現実世界で見るよりも臨場感あふれるスポーツ観戦ができますよ。
今回の記事でVRをスポーツに活かすことがどういったものか、おわかりいただけたでしょうか。
VRをスポーツに活かすことのメリット・デメリットは、以下の通りです。
昨今のIT分野の活性化により、VRは着実に進化を遂げています。
記事であげたデメリットを改善しようと企業や技術者が、日々研究を行っています。
昭和では一家に一台テレビがあることが、平成ではひとり一台携帯端末を持つことが定式化されました。
これからは、ひとり一台のVRを持ち、日常的に仮想世界でスポーツをする日も、そう遠くないのかもしれませんよ。
ぜひ、VRを活かした新しいスポーツの楽しみ方を追及し、新しいビジネスを始めてみませんか?